2016年4月2日土曜日

日常を離れ、自身を見つめる展覧会 --- 板室温泉 大黒屋 「 西中千人展 −呼継と光− 」

那須 板室温泉 保養とアートの宿 大黒屋にて
4月の1日から29日まで 「 西中千人展 -呼継と光- 」 を開催しています。

大黒屋さんは、山に囲まれ、空が近く大きく、清流 那珂川のせせらぎが心地よく響きます。

ゆったりと流れる時間の中で、空気の中に溢れる生命のエネルギーを感じていただける展覧会にしたいと考え、
この場にしっかりと足を着けてアートが存在する空間を提案しています。


「光の庭」
大自然と調和しながら、ガラス=光が介在し、自身の内界を体感する。








「時刻(トキ)ノトビラ」
未来への門
「この一瞬が過去と未来をつなぐ。今が過去の上に未来を創る。」という作品の世界観を伝えるため、目の前に流れる那珂川の川石と杉苔を使い、蓬莱を作る。




「ガラスの呼継」
影を以って光を表すように
器にとって致命的なヒビで、命の煌めきを表現。




「岩を咬む」(左)

水の流れが岩を削る絶え間ない小さい挑みが、 新しい自分を生み出す
「煌(キラ)」(右)




「下蕪」(しもかぶら)(左)
国宝「青磁下蕪花瓶」をモチーフに、カスガイをバッタに見立てて愉しんだ重要文化財 青磁茶碗「馬蝗絆」のイメージを融合した作品
「雪」(右)
ヒビを大胆に金で継いで景色とした重要文化財 阿弥光悦作 赤樂茶碗 「雪峯」へのオマージュ





「煌(キラ)」
サロン内から中庭を望む





これから桜が咲き誇り、緑があふれる自然の中で、
ガラスアートが光として柔らかく存在する。
旅館という空間の中で、じっくりとアートと向き合い、
作品を通して自分自身の内界と対話する時間を過ごしていただければ嬉しいです。



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西中千人展 -呼継と光- 
  4月1日(金)~29日(金)
  板室温泉 大黒屋
    栃木県那須塩原市板室856 TEL :0287-69-0226
http://www.itamuro-daikokuya.com/art/

  *アーティストトーク: 4月18日(月) 20:00~
  *西中千人 在廊日:1日(金)・18日(月)・19日(火)・26日(火)・27日(水)

== 宿泊しなくても展覧会をご覧いただけます ==

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