2012年3月28日水曜日

賑やかにスタート!




本日、岡山での個展初日を迎えました。

初めて見るガラス作品との出会いを、ご来場の方々は大変喜んでくださったようです。

山陽放送さん、山陽新聞さんが取材に来てくださいました。
多くの方に作品の魅力を届けていただくことができ、うれしく思います。

2012年3月27日火曜日

小原流岡山支部さんが応援に!!


岡山高島屋での個展の展示が終了。
小原流岡山支部の皆さんが会場に花を添えてくださいました。
明日の初日に向けての準備万端!
ご来場お待ちしております。

Radio MOMO @ 岡山 にて


明後日から開催の個展のため、岡山に来ています。
岡山シティFM Radio MOMO さんの番組で、個展をご紹介いただきました。
パーソナリティの岩根さん、上別府さんと、作品「呼継」について、日本の美意識についてなど、楽しくお話しさせていただきました。
明日は、作品を展示します。

2012年3月17日土曜日

現代の茶の湯

林屋晴三先生がライフワークとして取り組まれる、現代作品を取合わせた茶会。

「流派を問わず、今を問う」


今日の茶の美術の在り方に徹底して取り組みたいと新宿の柿傳で続けていらっしゃる茶会には、毎回大勢のファンが詰めかけ、本日で35回目を迎えた。


今回は、十畳の間の床に杉本博氏の「海」。主茶碗は鈴木藏氏の瀬戸黒筒。そして当代 樂吉左衛門氏の焼貫黒。茶入は板谷波山氏の紫褐釉尻膨 銘 「廬山」。
何と贅沢な取合わせだろう。


以前から気になっている小池頌子氏の水指「白き貝」も、独特の存在感を放っていたに違いない。

「今」が活き活きと表現された茶席は、出席者を心から楽しませたことだろう。

菓子器として登場した私のガラス平鉢も、お菓子と良く調和して美しいと喜ばれたと聞いた。

作家として、今の自分が持てる全力でさらなる表現を追求し、亭主の心意気に応えていかなければならないと強く思った。




2012年3月13日火曜日

小原流五世家元「 小原宏貴展 」


3月30日(金) −4月4日(水) 日本橋高島屋

「 供養塔 」小原宏貴氏作
『 FLOWER & SPACE  いま−空間の花 − そして 』と題された本展は、会場の設営に3日間を費やし、1トンもの大きな作品を運び込むなど、壮大なスケールで開催されます。
さて、どんな作品が見られるのでしょうか?

楽しみですね!



会期中、私もステージイベントに参加させていただきます。




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    ライブトーク&活け花パフォーマンス
         小原宏貴 × 西中千人
       4月2日(月) 14:00~15:00 
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「 呼継 」西中千人作



 
作品創りやガラスについて、家元と楽しいトークを繰り広げる予定です。
トークの後には、家元が私の花器に花を活けるパフォーマンスを披露します。


←←この器が登場します!!


小原流代々の美意識を源とした小原宏貴さんの感性、会場でどんな美しい世界が繰り広げられるのか、今からワクワクしています。






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FLOWER & SPACE いま−空間の花 − そして  小原宏貴展

3月30日(金) −4月4日(水)  日本橋高島屋 8階
午前10時〜午後8時
初日30日(金)は午後3時30分閉場。最終日4日(水)は午後6時閉場。
ご入場は閉場30分前までにお願いいたします。

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2012年3月10日土曜日

呼継 ー新たなる息吹ー



陶芸の修復技法から着想を得た「ガラスの呼継」。

創り、眺め、考え、壊し、練り直していくうちに、ガラスからの声が聞こえてくる。
気が済むまでとことんやりきって、ようやく納得のいくものにたどり着いたかな。

観る人の心を揺さぶる作品に仕上がっているだろうか?



2012年3月7日水曜日

また明日


1日の制作を終え、ガラスが少なくなったルツボに原料を追加投入。
全てを出し切って制作した後のこの時間は、今日をあれこれと振り返ります。
大きな作品創りは、一瞬たりとも気を抜けない時間無制限一本勝負。
火傷や怪我も無く無事に終われたことに感謝しながら、次に作る作品たちのことを想う。
明日もまたがんばろっ!

よっしゃ~!

2012年3月4日日曜日

林屋晴三先生 直伝 !

大きな観点から、日本美術の研究を続けられていらっしゃる
菊池寛実記念 智美術館 館長の 林屋晴三先生。

私の表現についても、
「気の済むまで力一杯やりきりなさい。賢くまとまっちゃつまらないよ」と

愛情のこもったアドバイスをくださいます。


この日、話題はゴルフに及び、まさかのフォーム修正!?
「無理にリキまず、平常心で 」
これは、作品創りにも共通する重要なアドバイスですね。

先生は近年、現代作家の作品を取り合わせる茶会を積極的に開催されています。
「 現代の茶の湯の造形にも新生面をもたらす存在になるにちがいない 」と、
身が引き締まるお言葉までいただきました。

実績と信頼を積み重ね、世の中から必要とされる先生のような存在に、
私もなれるよう精進します。

2012年3月1日木曜日

共蓋のガラス水指

夏のお茶席で使う水指にと、お求めくださった「夢で見た花」に
ガラスの共蓋を作らせていただきました。





本体と蓋とが一体化する、生き物のような器です。
夏の涼やかさを演出する特別な水指の完成です。

デザインは全面的にお任せで、とのご用命でしたので
通常の塗蓋から離れて、自由で楽しい道具に仕上げました。

この作品を水指にお選びになられたのは、林屋晴三先生のアドバイスからでした。
さすが~粋ですね〜カッコいい!!!

どんな道具との取り合わせになるのでしょうか?
お茶席を想像しただけでワクワクしてきます。
夏が来るのが、今から楽しみです。