2011年2月26日土曜日

その名は「ロマネスコ」

今日は久しぶりに地元野菜の専門店に行き、沢山の野菜を買い込みました。
菜の花、ほうれん草、小松菜、葱、ブロッコリ、白菜、キャベツ、カリフラワー、蕪などなど。



そしてこの見事な造形美の「ロマネスコ」、数年前にパリのマルシェで見てから惚れてました。
この形ワクワクしますよね。自然が作るり出す造形には、人間は到底かないません。

実は、2年前に野菜づくりを少しやってた頃、このロマネスコの苗も植えたのですが。。。
地元の専門家たちの作る新鮮な野菜がすぐに手に入るので、
農業はプロにお任せすることにしました(というより挫折!?)。

ブロッコリやカリフラワーは、ほとんど生に近いくらいにサッと茹でて塩をつけて食べるのが好きです。

この造形美にグッときた感覚、
私の作品を見てくださったお客様が感じていただけると嬉しいです。

2011年2月16日水曜日

作品は人そのもの



遊印家 もぐら庵の池田耕治先生からお葉書をいただいた。

先生とは、2001年、銀座の百貨店の隣り合わせの会場で、同時期に個展をしてからのおつきあい。


 ご覧のとおりの自由闊達な文字、先生の人柄そのものだ。 

書は「人」そのものをみごとに現すからコワイ。

私自身も筆をとる時には、なるだけ邪念が出て来ないように気をつけている。
「さあどうだ」とばかりのキザな筆使いや、流行のデザイン書道は、どうも心が馴染めない。 

書もガラス工芸も同じで、まずは基本となる技術を習う。それがカタチになってくると、次は自分を表現する手段となる。
日一日、一年一年積み上げてきたものが、作品に表れる。
今年の作品は、去年には作れないものだったはず。 

今日も、展覧会で共感してもらえると嬉しいな、とワクワクしながらガラスと向き合い作品を創っています。



2011年2月7日月曜日

夢で見た花


昨年から創り始めたシリーズ「夢で見た花」

コンセプトは、「 極楽浄土に咲く艶やかな花、生命の象徴として美しく永遠に咲き続ける花 」。

どんどん進化して、「花」から「生命の原形」になってきました。
空気と熱、重力と大気圧で、融けたガラスは生き物のようになりたいカタチになる。作者はそこに少しだけ手を加える。
無理に押さえ込んだカタチは何だかかわいそうで、ガラスの気持ちと私の気持ちの折り合いがつく所で完成させます。