2010年11月11日木曜日

シカゴ CHICAGO 其の壱

シカゴは2度目の滞在。
今回は、立体作品に特化したアートフェアSOFAに行ってきました。
其の壱は、シカゴの町についてです。

アメリカ第3の人口を持つ大都市ですが、なんだか80〜90年代のアメリカのTVドラマっぽい、懐かしい気配が漂っています。
場所は離れていていても、20代の頃、California College of the Arts カリフォルニア芸術大学 留学時代に感じていたのと同じ、
おおらかで力強いアメリカンな空気に包まれています。

Giordano's Pizza
名物料理はビーフステーキ(意外にも?オイシイです!)、パン生地が特色のシカゴ風ピザと、やはりなんとも懐かしいアメリカ。
マクドナルドのハンバーガーもシカゴの出身です。
アメリカではどこに行っても「スィーツ」を忘れてはいけません。
歯茎に凍みて延髄がシビレる、アメリカ級の甘さのデザートです。
日本にいる時には興味が持てないのに、アメリカに行くと、つい食べたくなります。
おかげで、5日で2Kgも体重が増えました。ヤバーイ....









シカゴのダウンタウンといえば20世紀高層ビルの博物館です。
少し前まで世界一の高さを誇ったシアーズタワーや、真っ黒いビル、トウモロコシのような形のツインビル、
宿泊したホテルの前には波がうねったような形のビルと、目立つこと以外に目的が理解できないようなビルが町中にたくさんあります。
とにかくシカゴでは、いろいろと趣向を凝らした建物達(オーナーさん達?)が強烈に自己主張をいています。






ミレニアムパーク内にあるピッカピカの巨大ステンレス彫刻は、ビルも空も映し、輝いています。
スケール感もアメリカン!!!






シカゴ郊外のオークパーク OAK PARKは、文豪アーネスト ヘミングウェイの生まれ故郷。
ダウンタウンからループと呼ばれる電車で30分です。
そして、帝国ホテルの設計で有名な 建築家フランク ロイド ライトが第一黄金時代を過ごした場所でもあります。

FRANK LLOYD WRIGHT HOME AND STUDIO
ここオークパークには、ライトの初期の頃の自宅兼事務所をはじめ、30軒以上の住宅が建ち並んでいます。代表作のひとつ ユニティーテンプルもここにあります。
自宅兼事務所は彼が大都市シカゴに来て初めて自身で設計した建物。
若かりし頃の巨匠の作品は、ミョーにチカラが入っていてカワイイです。
事務所の中には日本へ渡航した当時のパスポートが飾ってあります。コレは是非チェックしてください。笑ってしまいます。

UNITY TEMPLE

独特の空間取りがどことなく日本を感じさせるユニティーテンプル。
コンクリートと木材の組み合わせが興味深く、照明器具がとても建築にマッチしています。
実はライト氏が日本を訪れた際に感銘を受けた「日光東照宮」から基本的なアイデアを得た、と受付の方から教えていただきました。






ARTHUR B. HEURTLEY


100年以上経た現代も風景に溶け込み、当たり前のように人が自然に住んでいる。
ライト作品には、時の経過に流されない素晴らしさがあるからでしょうね。

日本の影響がそこかしこに現れていました。



其の弐は、SOFA CHICAGO http://www.sofaexpo.com/  についての報告です。